夕染逢想

日中はまだ暑いけど、夕方になると少しエアコンが辛くなってくる。夜になれば、もう扇風機もいらないくらいだ。
ほとんど汗もかかなくなってきた。一気に夏の終わりという感じ、今年の夏は短かった。一回くらい海に行けばよかったと、今更ながら後悔。
明日は何をしようかと、子供のようにわくわくしながら寝ている。基本的に自由だからだ。一日の数時間をバイトに費やすだけで、あとは何も予定ははいっていない。本当なら昼間は集中講義を受けているはずだったのだけど、日程が変更になったため一週間丸々暇になってしまった。だけどまぁ、そのおかげでやりがいのあるバイトを見つけたと思えば、損はしていない。というかもともと損はしていないのだ、むしろ得、自由な時間ができたから得のはずなのだ。
いつからか、自由という言葉にそこまで魅力を感じなくなった。自由であること、制限がないことに少しだけ恐怖というか、何をしていいかわからない不安がつきまとうようになった。何をしていいかわからないから、何もしない。そうやってぐだぐだする日が増えていく。それでは駄目なんだ。
今年の下半期の目標は、「とにかく予定を入れる。」予定を入れるだけじゃだめだ。無茶苦茶な予定は入れず、自分のできる範囲、もしくはそれ以上。少し頑張って消化できる範囲の予定を組む。って、この前の記事でも書いたから、もういいや。

個人的に、夏休みというのはその気になればいつまでだって続けられる。そう、考えてみれば大学生活なんて人生における夏休みみたいなものだ。こんなに何もしなくていい時はもうない。
ただまぁ、夏休みというものはそれなりに大事なものだ。高校３年生の夏休みなんて、人生を左右しかねない選択を迫られる時でもある。だから、僕も大切にしようと思う。つまり、この夏休みに何をするかだ。人生の夏休みに何をするかだ。もしかしたら、この夏休みで僕の人生が決まるかもしれない。そう考えたら急に不安になってきた。

そうだ、明日は何をしよう、何をするべきか。