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夕染逢想

時間切れだね

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怒髪衝天

最悪のパターンを想像した。

それは免れた。

一安心。

しかし同時に、

静かな怒り。


渦巻くのは感情、喜怒哀楽。混ざり合った感情は一つの言葉にならず、自らの体に意思として現れる。
知らぬ間に拳を握り、唇を噛み締め、涙が流れた。自制を利かせ、拳をほどき、低い天井を仰ぎ、深いため息一つ。未だ震える指先。

重荷とは、重荷とは。
重荷の重さはそれを背負っているものにしかわからない。はたから見ているものからすれば、軽いかもしれない、重いかもしれない。
重荷を背負っているものに話を聞けば、重荷の重さがわかるかもしれない。しかし百聞は一見に如かず。その重さを実感するには背負うしかない。
だが、しかし。だがしかし。重荷を背負うものが、重荷に潰されそうな顔をしていれば、その重荷の重さも計り知れるというものである。そう、百聞は一見に如かず。背負うものがいくら軽いと言を吐いても、何回それを聞いても、つらそうな顔をしていれば、それを見てしまっては、軽いという認識は吹き飛び、なんとか、なんとか重荷を軽く出来ないものかと考えをめぐらせる。
だが運命は残酷だ。それすらも許してもらえない。僕が重荷を背負うことは出来ない。物理的に不可能。僕は生涯初めて物理法則というものを呪う。どうしようもない事情というものを呪う。己の非力さというものを呪う。

友達へ、今は答えが出ないだろう。簡単な問題ではないだろう。だけど、僕に出来ることができたその時は、遠慮せずに言って欲しい。どんな些細なことでもいい。多少の無理は押し通す。わがままでもかまわない。
友達としての僕の役目を果たしたい。
僕はその時が一秒でも早く来ることを願っている。

それから起こして悪かった。

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