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夕染逢想

時間切れだね

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歴史

高校時代の図書カードが出てきました。図書館の利用カードではなく、高校の図書室の貸出カード。
1年生のころからずっと保管していて、卒業と同時に返されるのですが、いやはや、僕の歴史を如実に表してます。

とりあえず3年間で借りた本の総数235冊。4,5日で1冊読んでますね。夏休み等あるので実質3日で1冊くらいですか。入学して最初に借りた本が巷説百物語/京極夏彦。いきなり濃いですね。そのあとの読書ペースが半端ないです。2日おきに2冊とかが並んでます。しかしめくってみると、あまり覚えてない本もいくらかありますね。覚えてる本はだいたい7割くらいですか、たぶん借りただけで読んでない本もあるかもしれません。
しかし、本の内容は覚えていなくても、その時の季節とか、風景とかは難なく思い出せますね。図書室の匂いとか、廊下とか。本を通して見る思い出ってどことなく補正がかかってて好きですね。補正というか、今と比べて、ですね。当時はそれが日常で、何も感じることなんてなかったんですが(それでも図書館の雰囲気とか、誰もいなくなった放課後とかは大好きでした)今ではそれも失われていて、もう二度と戻ることもないわけで。
やっぱり今の自分を構成してるのはまぎれもなくこの貸出カードに書かれている本たちなんだなと、再認識、というか、うれしい気持ちになりました。

大学や市の図書館もカードがいい人はカードで作ってほしいです。カードに書き込まれていく歴史はその当時も、すこし先の今も、確実に僕を作っているものですから。

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